数物セミナー 春の大談話会2014 in 早稲田

春の大談話会2014、最初の談話会は早稲田大学にて5月10日(土)に開催です。
ローレンツ」をテーマにした学部生による3つの講演と、 講演者や参加者を交えた交流の時間をお楽しみください。 ポスターセッションは、飛び入りも大歓迎です。印刷したポスターをお持ちください。

談話会とは 過去の談話会 Twitter
数物セミナーでは、各大学の教室などを借りて不定期に談話会を行っています。 談話会とはどのようなものであるのか知りたい方はご覧ください。 過去に行われた談話会の講演の詳細および、 一部のUstream配信アーカイブ・講演スライドなどを掲載していますので 参考にしていただければと思います。 twitterでも談話会の情報を配信しております。 アカウントをお持ちの方はフォローしてみてください。
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日にち・場所

2014年5月10日(土)
早稲田大学 西早稲田キャンパス 53号館101室

タイムテーブル
13:00~14:00 『デーモンの召喚 ~物理学における悪魔~』
花里 太郎 (慶應義塾大学理工学部物理学科4年)
発表スライド(ver2)
※Ustream録画配信は機材の不調により取りやめとさせていただきます。大変申し訳ございません。
14:10~15:10 『多様体入門』
高橋 光 (早稲田大学先進理工学部応用物理学科3年)
Ustream録画配信
※機材の不調により解像度が低い状況となっております。大変申し訳ございません。
15:20~16:20 『力学系が作る世界 ~生物物理学への誘い~』
横田 涼輔 (理工学部数物・電子情報系学科物理工学EP3年)
16:30~18:00 ポスターセッション・交流
(ポスター発表希望の方は、ご自分でポスターの用意を
お願いいたします。事前連絡は不要です)
講演アブストラクト

『デーモンの召喚 ~物理学における悪魔~』 花里 太郎 (慶應義塾大学理工学部物理学科4年)

人は、理解を超えた現象を目の当たりにすると、人知をこえた存在、例えば天使、あるいは悪魔の所業にすることがある。
物理学の周りにも、悪魔とよばれるものがいる。彼らは、どのような奴らだろうか、なぜ悪魔なのか。
今回はそういう悪魔達に触れつつ、情報熱力学の中心存在である、「マクスウェルの悪魔」と親しむことにより、普段見慣れたものと一味違った物理を味わいたい。
:キーワード:
情報熱力学、非平衡物理、熱力学、統計力学

『多様体入門』 高橋 光 (早稲田大学先進理工学部応用物理学科3年)

数学においてしばしば定義されている空間の形がその上で定義されている関数の性質を制限してしまうことがあります。滑らかな関数たちの自然な定義域として、可微分多様体という対象が考えられます。これは素朴な空間の一般化であって、微分可能な関数を用いて図形を調べるという元来の発想を踏襲した概念です。(可微分)多様体論とは、滑らかな関数を通して多様体を分類し、多様体の局所的、全体的な姿、位相との関係を明らかにしていくものです。今回は、ドラームコホモロジーの言葉を通じて多様体を紹介したいと思います。

『力学系が作る世界 ~生物物理学への誘い~』 横田 涼輔 (理工学部数物・電子情報系学科物理工学EP3年)

力学系という学問をご存知でしょうか?"力学"ケーではなく、"力学系"です。力学系はNewton力学に端を発する数学の一分野で、簡単に説明すれば、規則性に基づき時間発展する系を扱う分野のことです。
力学系における真価はその応用の広さにあります。振動運動を始めとする力学運動は勿論のこと、物理学以外の分野においても適用することができます。力学系の中でも特殊なものはカオスや複雑系などと呼ばれ、経済、神経系、気象現象にも使われています。
今回は力学系が、どのようなものか説明し、その応用分野である生物物理について特に焦点を当て紹介していきたいと思います。

アクセス

◇東京メトロ副都心線「西早稲田駅」の「早大理工口」直結
◇JR山の手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」から徒歩15分

ポスター

数物セミナー春の大談話会2014 in 早稲田 公式ポスター