数物セミナーとは

数物セミナーとは

今日、全国の大学では知的好奇心旺盛な学部生を中心として、局所的ではありますが大学間交流を目的とした自主セミナーが行われています。 しかし、学部生を発信源とする全国規模のセミナーは未だかつて行われてはいませんでした。 この数物セミナーはまさに今までに無かった、数学・物理に興味のある大学学部生を対象として、大学・学年・分野などの垣根を越えた交流を目指した「全国規模の」セミナーです。 大学の学部時代が将来の進路について考える時期だからこそ、本セミナーを通じて形成された全国規模のネットワークが将来生きてくると確信します。

数物セミナーの特徴
01
学部生主体で運営
数物セミナーの運営は、全て学部生が行っています。 発足当初は岡山大学3回生が4名でしたが、第1回合同合宿を皮切りに運営陣も全国化し、 現在は関東と近畿で20人以上の会員で成り立っています。
02
対象は学部生
数物セミナーの活動は、基本的に学部生を対象としています。 特に、合同合宿への参加は大学学部生又は学部相当の高専生に限定させていただきます。 談話会への参加については、院生・社会人の方も歓迎です。
03
数学と物理のコラボ
他の多くの団体と異なり、数物セミナーでは数学分野と物理分野の交流も目玉の一つです。 物理科の学生向けの数学の講演や、物理と数学どちら側の学生も楽しめる様な講演など、 分野間の垣根を超えた交流が積極的に行われています。
04
規模が全国的
例を挙げるならば、第9回合同合宿には全国の33の大学から76名が集まりました。 これほど多くの大学から参加者が集まる合宿は珍しいと言えるでしょう。 談話会も、関東を中心に全国各地で行われています。
05
合同合宿」と「談話会」の二本柱
数物セミナーの活動の2本柱は、合同合宿と談話会です。気軽に交流を楽しみたい方はお近くで開催される談話会へ足を運んでみてください。合同合宿ではリレーセミナーや夜ゼミといった活動を通して、更に深い交流をすることができます。
合同合宿
合同合宿

数物セミナーでは、合同合宿と呼ばれる3泊4日の合宿を年2回行っています。 合宿中の主な活動内容は以下の通りです。

01
リレー式セミナー
4人~7人程度の分野別の班に分かれて、各班で教科書を輪読するセミナーです。 1回の合宿中に9~10時間程度の時間を取り、一人ずつ班員の前で発表を行います。 発表内容について班員で議論を行い、理解を深めるといったことも行います。
02
オープンセミナー
他の班のリレー式セミナーの様子を見学します。 発表を聞いて議論に参加することもできますが、 発表の方法やセミナーのやり方を参考にするという目的もあります。
※行われない場合もあります。詳しくは各合宿ページののスケジュールをご覧ください。
03
特別講義
事前に発表の希望を頂いた4名程度の参加者に、合宿参加者全体に向けた講義をしていただきます。 リレー式セミナーなどとはまた異なった、興味深い内容の発表がしばしば行われます。
04
夜ゼミ
講義室を開放し、各自で自由にポスターセッションや雑談などを行います。 例えば、専門的・高度な内容について議論したり、 ホワイトボードを使って問題を出し合い議論したり、 スライドを用意して発表を行ったりすることができます。

その他にも立食パーティーやクイズ大会、レクリエーション等を行う場合が在ります。
さらに合宿後には、合宿に参加したメンバーによって、 Skypeや大学のゼミ室などで行う自主ゼミが発足する例もあります。

合同合宿に参加するには
例年、合宿は春と秋の2回行われています。 春の合宿の申し込みは5~6月頃、秋の合宿の申し込みは11~1月頃に行います。申し込みの時期にはWebサイト上に掲載される「合同合宿申し込みフォーム」から合宿に応募することができます。

以下に第9回合同合宿終了時に実施したアンケート結果の一部を掲載します。
青:満足/参加したい、緑:普通、橙:不満足/参加したくない

談話会
談話会

数物セミナーでは、各大学の教室などを借りて不定期に談話会を行っています。主な活動内容は以下の通りです。

01
講義
学生によるスライド・黒板を用いた発表です。 発表の分野は多岐にわたりますので、自分の専門分野について理解を深めるだけでなく、 専門でない分野についても知ることのできる良い機会です。
02
交流
全ての発表が終了した後には、ポスターセッションや雑談などを行う交流の時間が用意されます。
03
Youtube配信
2013年の矢上祭談話会からはUstream配信という新たな試みが始まり、 発表者の許可のもと、当日の生配信や後日の録画配信および発表スライドの公開を行っています。
※2015年春よりYoutube配信に変更。
04
その他
運営委員が企画を行えば、新入生対象のゼミ、院生による学部生の学習支援、 論文紹介・研究紹介といった活動を行う場合もあります。

談話会の具体的な内容について知りたい方は談話会のページをご覧ください。

談話会に参加するには
予約などは一切必要ありません。ただ会場に足を運んでいただくだけで参加することができます。 飛び入り参加や途中退室も可能です。 発表を聞きながらメモなどを取りたい場合は、筆記用具をご持参ください。 詳しい情報は遅くても談話会開催の1か月前にはWebサイトに掲載されますが、 例年、春の大談話会と冬の大談話会を各地で行っていますのでご参考にしてください。
談話会で発表するには
談話会の発表者は談話会の企画者が集めて決定しています。発表者募集等をWebサイトで行うことはしていません。 発表を希望される場合、談話会や合宿に足を運んでいただくか、お問合せフォーム経由で運営委員に相談いただければ、 企画者と調整のうえで発表をお願いする可能性もあります。 また、数物セミナーの情報配信ML(メーリングリスト)にご加入の方はそこからご応募いただけます。

数物セミナーについて

数物セミナー運営会は2017年度から数物セミナーに名称を変更しました。 数物セミナーは、関東と近畿20人以上の学部生によって運営されています。 運営会の中心的役割を果たすのが、以下に挙げる役職です:



上記以外の会員は、各合宿の運営や、談話会の企画、各大学への広報活動などを行っています。 また、会員は合同合宿で応募者多数の場合、優先的に参加する事ができます。 自分の大学で数物セミナー企画として談話会を実行したい、全国的な交流活動をさらに活発にしたい、 といった運営会に興味のある方は、「お問合せフォーム」から連絡をお願いします。
(合宿に参加された場合は、合宿終了後に送られてくるメールに記載されている手順で数物セミナーに入会することができます)