数物セミナー冬の談話会2014Lite in 早稲田

この度早稲田大学西早稲田キャンパスにて冬の談話会を開催します。
2人の講演者による発表と参加者を交えた交流の時間をお楽しみください. ポスターセッションは、飛び入りも大歓迎です。印刷したポスターをお持ちください。

談話会とは 過去の談話会 Twitter
数物セミナーでは、各大学の教室などを借りて不定期に談話会を行っています。 談話会とはどのようなものであるのか知りたい方はご覧ください。 過去に行われた談話会の講演の詳細および、 一部のUstream配信アーカイブ・講演スライドなどを掲載していますので 参考にしていただければと思います。 twitterでも談話会の情報を配信しております。 アカウントをお持ちの方はフォローしてみてください。
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日にち・場所

2014年12月20日(土)
早稲田大学 西早稲田キャンパス 54号館103号室

タイムテーブル
10:00~ 開場
10:30~12:00 『確率解析入門』
藤森 洸(早稲田大学基幹理工学部数学科4年)
12:00~13:30 昼休み
13:30~14:30 『原子核から見る天体物理学』
堀川 峻洋(早稲田大学先進理工学部応用物理学科4年)
14:30~14:40 数物セミナー紹介
14:40~17:00 ポスターセッション・交流
(ポスター発表希望の方は、ご自分でポスターの用意を
お願いいたします。事前連絡は不要です)
講演アブストラクト
『確率解析入門』 藤森 洸(早稲田大学基幹理工学部数学科4年)

物体の運動は運動方程式(微分方程式) によって記述される. つまり, 運動方程式を正確に立てることさえできればその運動の未来を予測できる. しかし, 木から落ちる葉の運動や, 煙突から出る煙, パチンコ玉の運動など, 複雑ででたらめな挙動を見せる運動を正確に記述することは難しい. そこで, 微分方程式に現れるパラメータの決定をあきらめて, 「ランダムネス」を導入し, 決定不能なパラメータをランダムに現れるノイズに押し付けて考えようというのが, 確率解析を導入する動機である.
今回は伊藤積分を導入し、簡単な確率微分方程式を考え,その解の存在と一意性及び伊藤の公式を用いた確率微分方程式の解法を紹介する.

前提知識:測度論、確率論にある程度慣れていることが望ましいが,必要な知識はできる限り発表の中で紹介する.

『原子核から見る天体物理学』 堀川 峻洋(早稲田大学先進理工学部応用物理学科4年)

原子核には質量・大きさなどの静的な性質と、崩壊・反応の動的な性質の2つの側面を持っている。この2つの性質を調べる事は、中性子星や超新星爆発の研究においても非常に重要な位置づけになっている。今回の発表では、前半にこの静的・動的な性質の基本事項を説明する。後半は特に中性子星に焦点を当て、β崩壊によるニュートリノ放出や、クラスト領域で生じているパスタ構造などの中性子星内部で起きているとされる現象の説明を、実際の研究手法を交えて紹介する。

アクセス

◇東京メトロ副都心線「西早稲田駅」の「早大理工口」直結
◇JR山の手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場駅」から徒歩15分

Ustream配信について

今回の談話会ではUstream配信の予定はありません。