数物セミナー冬の談話会2012 概要

日時・場所

2011年12月15日(土) 岡山大学
2012年12月22日(土) 名古屋大学
2012年12月22日(土) 慶應義塾大学

内容

全国各地の大学で講演・ポスター発表を行います。また、講演者や参加者を交えての懇談の場を設け、異分野・他大学の学生との交流の機会としていきます。

参加方法

事前の申し込みは不要です。期間中、会場の出入りも自由となっております。
また、この談話会では合同合宿と異なり、既に学部を卒業された院生や社会人の方々の参加も大いに歓迎します。奮ってご参加ください。

ポスターセッションについて

ポスター発表を希望される方は、各自で印刷したものを直接持参してください。


12月15日(土) 岡山大学

会場

岡山大学 津島キャンパス 理学部棟21講義室

タイムテーブル

12:45~13:00 開会
13:00~14:15 『プログラムの正当性の証明』
藤原 孝将(岡山大学物理学科3年)
14:30~15:00 数物セミナー紹介
15:00~16:15 『物理学は本当に正しいか』
藤原 弘和(岡山大学物理学科3年)
16:30~16:45 参加者自己紹介紹介
17:00~18:00 ポスターセッション・交流

12月22日(土) 名古屋大学

会場

名古屋大学 東山キャンパス 理学部地区 1号館1階109号室

タイムテーブル

12:30~ 開会
12:45~14:00 『表現論からのFourier変換』
三宅 隼斗(京都大学理学部2年)
14:15~15:30 『ニュートリノ』
二階堂 瑞希(お茶の水女子大学理学部物理学科3年)
15:45~17:00 『情報幾何学という幾何学』
浅野 正貴(大阪市立大学理学研究科数物系専攻M1)
17:15~17:30 数物セミナー紹介
17:30~19:00 ポスターセッション・交流

アブストラクト

表現論からのFourier変換

Fourier解析というと解析学の中で今でも研究されているメインテーマの一つであり、解析学、あるいは数学の専門家だけではなく Fourier変換については自然科学の様々な分野で理論・実用ともに使われています。Fourier変換について、いろいろな切り口から話すことが できると思いますが、今回は表現論の立場からFourier変換というものをどうあつかい、拡張していくかを見ていきたいと思います。 群の表現について初歩的な部分の知識を持っていた方が望ましい ですが、学部1,2年生の線形代数、微積分の知識でも雰囲気は味わってもらえると思います。

情報幾何学という幾何学

情報幾何学というのは,主に確率分布の族を幾何的対象(多様体)とみなし,その 上で微分幾何学的な操作を用いて研究する学問の総称を指します. 起源は1945年にインドの統計学者C.R.Rao氏のFisher情報行列がRiemann計量にな るという指摘だと考えられています. 談話会では,まず必要な微分幾何の知識の説明をして, 話の中心となる計量(Fisher計量)と接続(α-接続)を定義して進めたいと 思います.情報幾何学がどういうものか感じ取っていただければ幸いです.

12月22日(土) 慶應義塾大学

会場

慶應義塾大学 日吉キャンパス J444教室

タイムテーブル

12:40~12:45 開会
12:45~13:30 『EPR相関について』
福田 朝陽(慶應義塾大学理工学部物理学科2年)
13:45~14:30 『GPS入門』
沼倉 凌介(埼玉大学理学部物理学科3年)
14:45~15:30 『エヴァリスト・ガロアによろしく』
益岡 幸弘(慶應義塾大学理工学部数理科学科2年)
15:30~15:45 数物セミナー紹介
15:45~17:45 ポスターセッション・交流