数物セミナー冬の大談話会2013 in 慶応

今回、慶応大学にて数物セミナー談話会を開催します!講演者による特別講演の他、参加者同士のポスター発表などを通して懇談の場を設けます。 これから専門を深めていく学部1・2年生や、既に学部を卒業された院生の方々の参加も大いに歓迎します。 参加費無料・事前登録不要です。会場以外の大学の方も大歓迎です。ポスター発表を希望される方は、各自で印刷したものを直接持参してください。

日にち・場所

2013年12月7日(土)
慶應義塾大学 日吉キャンパス 4号館A棟4階J441

Ustream配信のお知らせ


この談話会はUSTREAMで生配信しました。

タイムテーブル

13:00~14:00 『化学理論への誘い (仮)』
市川滉貴(早稲田大学 先進理工学部 化学・生命科学科4年)
14:10~15:10 『ほうっておけない統計力学―統計力学が最強の学問である?- 』
花里太郎(慶應義塾大学 理工学部 物理学科3年)
Ustreamアーカイブ 発表スライド
15:20~16:20 『画家の見た幾何学』
水上翔太(早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科2年)
Ustreamアーカイブ 発表スライド
16:30~18:00 ポスターセッション・交流
(ポスター発表希望の方は、ご自分でポスターの用意を
お願いいたします。事前連絡は不要です)

講演アブストラクト


化学理論への誘い (仮)

市川滉貴 (早稲田大学 先進理工学部 化学・生命科学科4年)

化学は(勿論様々な解釈、考えがありますが)素直に文字どおり捉えると「変化の学問」であり、 なぜモノが変化するのかを考えます。
その疑問を追っていくと、熱力学、統計力学、古典力学、電磁力学、量子力学、相対性理論etcの物理、そしてそれに付随するさまざまな数学のお勉強ができます。
今回は、いままで勉強したことをまとめました。

ほうっておけない統計力学 -統計力学が最強の学問である?-

花里太郎 (慶應義塾大学 理工学部 物理学科3年)

古典力学の美しさに、物理を目指す人もいるでしょう。量子力学、素粒子物理、これもキッカケに多いでしょう。ですが、統計力学を目指して…というのは少ないと思われます。
統計力学は、物理学科に入ってからその存在・詳細を知ることも多い、基礎物理のラスボス格です。その内容は、確率論、熱力学、量子力学などの上に積み上げられた、ミクロとマクロをつなぐ壮大なものとなっています。現代物理の手法として、ほうってはおけません。
今回の講演では、まだ統計力学をほうっておいている人に(つまり初学者の人にも)、そっとその表面を触れてもらいたいと思います。

画家の見た幾何学

水上翔太(早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科2年)

数学に興味を持つきっかけは人それぞれでしょう。数字そのものが好きという人も居れば、何か特定の分野がきっかけという人や、他の人に影響されたという人も居るはずです。では、絵を描いているうちに、数学に出会ったという人は居るでしょうか?
錯視や繰り返し模様をモチーフにした絵を描いたことで有名な、オランダ出身の画家エッシャーはそのひとりです。今回は、そんな彼の絵を出発点として、主に二次元の世界の幾何学の話をしたいと思います。

アクセス

東急東横線、東急目黒線/横浜市営地下鉄グリーンライン
日吉駅下車、徒歩5分(教室まで)

教室が大変わかりにくいところにございます。立て看板や役員による誘導を行う予定ですが、ご了承ください。

ポスター

数物セミナー冬の談話会2013 in 慶応 公式ポスター