数物セミナー冬の談話会2013 Lite in 岡山
今回、岡山大学にて数物セミナー談話会を開催します! 講演者による特別講演の他、参加者同士のポスター発表などを通して懇談の場を設けます。 これから専門を深めていく学部1・2年生や、既に学部を卒業された院生の方々の参加も大いに歓迎します。 参加費無料・事前登録不要です。会場以外の大学の方も大歓迎です。 ポスター発表を希望される方は、各自で印刷したものを直接持参してください。
日にち・場所
2013年12月23日(月)
岡山大学 津島キャンパス コラボレーション棟3階 コラボ室
Ustream配信のお知らせ
この談話会はUSTREAMで生配信しました。
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タイムテーブル
13:00~14:15 |
『バイオメカニクス――“もの”として見る生物』 竹内有利佳(岡山大学物理学科2年) 発表スライド |
14:30~15:45 |
『オズマ問題~自然界における左と右~』 森 洋貴(岡山大学物理学科3年) |
16:30~18:00 |
ポスターセッション・交流 (ポスター発表希望の方は、ご自分でポスターの用意を お願いいたします。事前連絡は不要です) |
講演アブストラクト
バイオメカニクス――“もの”として見る生物
竹内有利佳 (岡山大学物理学科2年)
「人体はゼンマイを巻く機械であり、永久の生きた見本である」。これはフランスの医師であり哲学者のド・ラ・メトリの言葉であるが、医学や生物学をほとんど学んだことのない(私のような)者であっても共感できる一言に違いない。生物の体は実によくできている。物を食べれば栄養分を吸収してくれるし、空気を吸えば酸素を取り込んでくれる。私達は毎日意識しないまま、自分の体が持つこの素晴らしいシステムによって自動的に生かされているといってもよいのではないだろうか。
ところで、このように生物の体を一種の機械とみなすとなると、ある一つの基本的な疑問が生じてくる。すなわち、次の問いである。「その機械の設計ポリシーは?」
バイオメカニクスは、生物の体を“物質”とみなすことによってこの問いに答えようとする分野である。近年では生物工学や医療分野への貢献が非常に目覚ましい。講義では特に、流体力学、材料工学などを用いて生物のマクロレベルでの形態構造を理解していく。
オズマ問題~自然界における左と右~
森 洋貴 (岡山大学物理学科3年)
原始生命は海中で誕生したといわれている。したがって球形を成す。地面に接する植物等は上下の区別がつく。したがって樹木は円錐(筒)形を成す。動物は眼を持った。これにより前後の区別がついた。我々は進化の度に方向を獲得してきたようにも見える。しかし左右は区別がつかない。左右のどちらかが特別であるようなことはない。
といった具合の話から、紆余曲折を経て、普遍的な物理現象として左右非対称なものを見ていきたい。
アクセス
交通アクセスについては岡山大学公式サイトに詳しく掲載されています。
岡山大学公式サイト
ポスター
数物セミナー冬の談話会2013 Lite in 岡山 公式ポスター