数物セミナー冬の大談話会2013 in 東京理科大

今回、東京理科大学にて数物セミナー談話会を開催します!講演者による特別講演の他、参加者同士のポスター発表などを通して懇談の場を設けます。 これから専門を深めていく学部1・2年生や、既に学部を卒業された院生の方々の参加も大いに歓迎します。 参加費無料・事前登録不要です。会場以外の大学の方も大歓迎です。ポスター発表を希望される方は、各自で印刷したものを直接持参してください。

日にち・場所

2013年12月14日(土)
東京理科大学 葛飾キャンパス 講義棟3階 303教室

タイムテーブル

12:30~13:00 開会
13:00~14:00 『モデル理論のはなし』
益岡 幸弘 (慶應義塾大学理工学部数理科学科3年)
14:15~15:15 『二次元電子系の物理~量子ホール効果を中心として~』
松本 拓巳 (横浜国立大学理工学部物理学科3年)
15:30~16:30 『「大学数学×教育」で高校数学を見る』
塩谷 智広 (慶應義塾大学理工学部数理科学科3年)
16:30~16:45 数物セミナー紹介
16:45~18:30 ポスターセッション・交流

講演アブストラクト


モデル理論のはなし

益岡 幸弘 (慶應義塾大学理工学部数理科学科3年)

モデルというと、物理世界を数学でモデル化することを連想する方がいらっしゃるかもしれませんが、今回は数学基礎論のモデル理論につ いてお話しようと思います。 数学には"構造"というものがたくさん出てきます。中には「数学というのは物事の持つ"構造"を探求する学問だ」と主張する方もいるよう です。 今回の講演のテーマの意味でのモデル理論は「ある構造を持つ対象をいかに構成するか」や「ある性質をもつ構造をいかに分類するか」な ど数学の構造そのものを数学を使って分析する分野です。 今回の講演はそのモデル理論の入口をかなりゆるふわな感じで話すつもりです。肩の力を抜いて気楽に聞いて下さればと思います。

二次元電子系の物理~量子ホール効果を中心として~

松本 拓巳 (横浜国立大学理工学部物理学科3年)

二次元電子系はさまざまな物理現象が絡む大きな舞台の一つです。 そこには多くの<物理>があり、多くの<数学>があります。 今回はその中でも「量子ホール効果」を中心として、二次元電子系の境界が絡むメゾスコピックな物理、フラクタル構造、トポロジカルな量子現象を是非楽しんで下さい。

「大学数学×教育」で高校数学を見る

塩谷 智広 (慶應義塾大学理工学部数理科学科3年)

数物セミナーでは異色の「数学×教育」のコラボ公演への挑戦です。 私たちはかつて、不完全な数学を勉強していました。今だからこそ感じる「なんで高校のときはあんな数学だったの?」を具体例を踏まえて数学的に、あるいは教育的にみんなで考えていきます。暖かく見守って頂けたら幸いです。

アクセス

◇JR常磐線 金町駅 徒歩10分

ポスター

数物セミナー冬の談話会2013 in 東京理科大 公式ポスター